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理事長年頭のご挨拶

 明けましておめでとうございます。

 皆様方には大きな抱負と期待をもって新年をお迎えになったことと、お慶び申し上げます。

 私どもFAMICは、本年も引き続き農林水産省の指示の下、肥料、農薬、飼料及び飼料添加物並びに土壌改良資材や食品等を対象として科学的な手法による検査・分析を行い、農業生産資材の安全性の確保、食品等の品質の改善・表示の適正化等に技術で貢献していく所存です。

 昨年を振り返りますと、6月に我が国の経済の再生に向けて「日本再興戦略2016」が閣議決定され、産業構造の大きな転換が掲げられました。その中にはJAS制度を利用した農産物の輸出力強化や新たな規格を活用した林業の成長産業化が含まれました。

 さらには、義務化に向けて検討が進められてきた加工食品の原料原産地表示制度に関する検討会では、中間とりまとめにおいて引き続き効果的かつ効率的な表示監視業務に努めることへの期待が示されるなど、FAMICの担う役割はますます重要になっています。

 FAMICは農林水産行政の動きにあわせ、昨年も様々な業務に的確に取り組んできましたが、その中でも特徴的な業務を以下に紹介いたします。

  • 飼料の安全確保に関する国際的な考え方を背景に、原料から最終製品までの安全管理を指針とした適正製造規範(GMP)を導入した工場への確認検査を開始しました。

  • 農薬の原体規格の設定に向けた検査を開始します。原体規格が設定されると、技術革新により原体の製造方法が変わっても、農薬の安全性を確認することが可能となります。

  • リスク管理のための分析調査では、ISO/IEC 17025認定試験について、分析対象を大幅に拡大し、試験業務の効率化と品質保証の強化に取り組んでいます。

 ところで、本年、FAMICは誕生10年目の大きな節目を迎えました。10年前の平成19年4月、肥料・飼料、農薬、食品のそれぞれを担っていた3つの検査・分析機関が、共通する科学的技術を基盤に統合し“農場から食卓まで”の一貫した食の安全と消費者の信頼の確保を担う機関として新たな一歩を踏み出しました。

 これまでの10年の歩みは統合のメリットを打ち出し、それぞれの機関で蓄えてきた知見と経験を合わせ、様々な課題に取り組んできました。10年を経たこれからは、より質の高い技術力で行政を支える第一線の検査分析機関として更に飛躍するべく努力を続ける所存です。

 本年もFAMICは行政執行法人として国の行政事務と密接に関連した事務・事業の確実な遂行と達成に向け、役職員一同、真摯な気持ちで取り組んで参りますので、皆様のご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。

 最後になりましたが、本年が皆様にとりまして実り多き年になりますことを心より祈念いたします。

独立行政法人農林水産消費安全技術センター
理事長  木村 眞人

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