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平成27年度の有害物質のモニタリング検査結果について(4月~3月)

1 かび毒

 有害物質の指導基準又は管理基準が設定されているアフラトキシンB1、デオキシニバレノール、ゼアラレノンを始めとする26成分について、配混合飼料及び48種類の飼料原料のモニタリングを実施した。
 そのうち主なかび毒のモニタリング結果は、以下のとおりであった。

1) アフラトキシンB1

 配合飼料は188点実施し、最大値は牛数種用飼料(ほ乳期子牛用、乳用牛用を含まないもの)で0.002 mg/kgであり、基準値(幼令期用及び乳用牛用0.01 mg/kg、その他の家畜等用0.02 mg/kg)を超えるものはなかった。
 原料は234点実施し、とうもろこし及び副産原料、末粉、大豆皮、大豆油かす、やし油かす、ビートパルプから検出されており、各原料の最大値はとうもろこし(0.003 mg/kg、ブラジル産)、コーンジャムミール(0.001 mg/kg、国産)、コーングルテンフィード(0.002 mg/kg、国産)、コーングルテンミール(0.003 mg/kg、国産)、とうもろこしジスチラーズグレインソリュブル(0.0007 mg/kg、米国産)、末粉(0.0006 mg/kg、国産)、大豆皮(0.0004 mg/kg、国産)、大豆油かす(0.0007 mg/kg、国産)、ホミニーフィード(0.0004 mg/kg、国産)、やし油かす(0.013 mg/kg、インドネシア産)、ビートパルプ(0.004 mg/kg、米国産)であった。

2) デオキシニバレノール

 配合飼料は188点実施し、最大値は乳用牛飼育用配合飼料で1.5 mg/kgであり、基準値(生後3ヶ月以上の牛用4 mg/kg、その他の家畜等用1 mg/kg)を超えるものはなかった。
 原料は234点実施し、主にとうもろこし及び副産原料、麦類及び副産原料、マイロ、綿実、米ぬか、米ぬか油かす、大豆皮、大豆油かすから検出されており、主な原料の最大値は、とうもろこし(0.71 mg/kg、米国産)、マイロ(0.28 mg/kg、米国産)、小麦(0.23 mg/kg、ラトビア産)、大麦(0.05 mg/kg、ルーマニア産)、圧ぺん大麦(0.45 mg/kg、国産)、米ぬか(0.043 mg/kg、国産)、米ぬか油かす(0.11 mg/kg、国産)、綿実(0.23 mg/kg、米国産)、末粉(0.6 mg/kg、国産)、コーンコブミール(0.09 mg/kg、ベトナム産)、コーンジャムミール(2.8 mg/kg、国産)、コーングルテンフィード(5.8 mg/kg、国産)、コーングルテンミール(0.22 mg/kg、国産)、ふすま(1.5 mg/kg、国産)、大豆皮(0.053mg/kg、国産)、麦ぬか(0.18 mg/kg、国産)、ホミニーフィード(0.53 mg/kg、国産)、とうもろこしジスチラーズグレインソリュブル(2.1 mg/kg、米国産)、小麦粉(0.11 mg/kg、国産)、大豆油かす(0.053 mg/kg、国産)であった。

3) ゼアラレノン

 配合飼料は188点実施し、最大値は乳用牛飼育用配合飼料で0.31 mg/kgであり、基準値1 mg/kgを超えるものはなかった。
 原料は234点実施し、主にとうもろこし及び副産原料、麦類及び副産原料、マイロ、綿実、玄米、エクストルーダー処理大豆、大豆皮、米ぬか、米ぬか油かす、ビールかす、大豆油かす、ごま油かす、ビートパルプ、きなこから検出されており、主な原料の最大値は、とうもろこし(0.26 mg/kg、米国産)、マイロ(1.1 mg/kg、米国産)、小麦(0.025 mg/kg、ラトビア産)、大麦(0.008 mg/kg、ロシア産)、綿実(0.009 mg/kg、オーストラリア産)、玄米(0.033 mg/kg、国産)、末粉(0.017 mg/kg、国産)、圧ぺん大麦(0.001 mg/kg、国産)、エクストルーダー処理大豆(0.008 mg/kg、国産)、米ぬか(0.025 mg/kg、国産)、米ぬか油かす(0.011 mg/kg,国産)、コーンコブミール(5.6 mg/kg、ベトナム産)、コーンジャムミール(0.19 mg/kg、国産)、コーングルテンフィード(0.41 mg/kg、国産)、コーングルテンミール(0.58 mg/kg、国産)、ふすま(0.028 mg/kg、国産)、大豆皮(0.04 mg/kg、国産)、ビールかす(0.022 mg/kg、国産)、麦ぬか(0.046 mg/kg、国産)、ホミニーフィード(0.23 mg/kg、国産)、とうもろこしジスチラーズグレインソリュブル(0.29 mg/kg、米国産)、大豆油かす(0.017 mg/kg、国産)、ごま油かす(0.007 mg/kg、国産)、ビートパルプ(0.34 mg/kg、米国産)、きなこ(0.012 mg/kg、国産)であった。

2 重金属

 有害物質の管理基準が設定されているカドミウム、鉛、ひ素及び水銀について配混合飼料及び魚粉等のモニタリングを実施した。

1) カドミウム

 配合飼料は120点実施し、最大値は成鶏飼育用配合飼料の0.26 mg/kgであり、基準値1 mg/kgを超えるものはなかった。
 原料は魚粉等64点実施し、最大値は魚粉の2.1 mg/kg(国産)であり、基準値3 mg/kgを超えるものはなかった。

2) 鉛

 配合飼料は120点実施し、最大値は若令牛育成用配合飼料及び肉牛繁殖用配合飼料の1.9 mg/kgであり、基準値3 mg/kgを超えるものはなかった。
 原料は魚粉等64点実施し、最大値は魚粉の3.4 mg/kg(国産)であり、基準値7 mg/kgを超えるものはなかった。

3) ひ素

 配合飼料は30点実施し、最大値は成鶏飼育用配合飼料の0.57 mg/kgであり、基準値2 mg/kgを超えるものはなかった。
 原料は魚粉等25点実施し、最大値は魚粉の6.7 mg/kg(国産)であり、基準値15 mg/kgを超えるものはなかった。

4) 水銀

 配合飼料は127点実施し、最大値は成鶏飼育用配合飼料の0.08 mg/kgであり、基準値0.4 mg/kgを超えるものはなかった。
 原料は魚粉等69点実施し、最大値は魚粉の0.5 mg/kg(国産)であり、基準値1 mg/kgを超えるものはなかった。

3 農薬

 省令で基準が設定されている成分を含む130成分についてモニタリングを実施した。そのうち主に検出された農薬のモニタリング結果は、以下のとおりであった。
 米国産アルファルファからシハロトリンが基準値を超えて検出された事例が1件あった。基準が設定されていない成分については家畜に影響を及ぼしたり、畜産物に残留する可能性がある濃度を超えるものはなかった。

 配合飼料は123成分について実施し、検出された農薬は5成分54点であった。成分別の検出数(最大値)は、ピリミホスメチル35点(470 µg/kg)、クロルピリホスメチル15点(385 µg/kg)、クロルピリホス2点(47 µg/kg)、クロルプロファム1点(86 µg/kg)、マラチオン1点(44 µg/kg)であった。
 原料は130成分について実施し、検出された農薬は21成分85点であった。成分別の検出数(種類、産地、最大値)は、ピリミホスメチル21点(とうもろこし、ブラジル産、1000 µg/kg)、クロルピリホスメチル9点(マイロ、アルゼンチン産、1600 µg/kg)、マラチオン8点(ふすま、国産、230 µg/kg)、グリホサート8点(大豆油かす、国産、2250 µg/kg)、グルホシネート6点(大豆油かす、国産、165 µg/kg)、ビフェントリン5点(とうもろこし、ブラジル産、100 µg/kg)、クロルピリホス4点(クレイングラス、米国産、130 µg/kg)、デルタメトリン及びトラロメトリン3点(マイロ、アルゼンチン産、160 µg/kg)、シハロトリン3点(アルファルファ、米国産、1900 µg/kg(省令基準違反))、フェニトロチオン3点(とうもろこし、ブラジル産、45 µg/kg)、テブコナゾール2点(オーツヘイ、オーストラリア産、2400 μg/kg)、プロピコナゾール2点(ライグラス、米国産、4700 µg/kg)、ペルメトリン2点(スーダングラス、米国産、440 µg/kg)、ペンディメタリン2点(アルファルファ、米国産、6300 µg/kg)、アトラジン1点(スーダングラス、米国産、85 μg/kg)、クロルタールジメチル1点(スーダングラス、米国産、41 µg/kg)、ジフェノコナゾール1点(スーダングラス、米国産、130 µg/kg)、ジメトエート1点(アルファルファ、米国産、370 µg/kg)、ダイアジノン1点(コーンコブミール、ベトナム産、529 µg/kg)、トリフルラリン1点(クレイングラス、米国産、37 µg/kg)、メトプレン1点(ふすま、国産、22 µg/kg)であった。

4 その他

1) 硝酸態窒素

 乾牧草についてスーダングラス7点、アルファルファ6点、クレイングラス1点の14点のモニタリングを実施した。最大値はアルファルファ(米国産)で900 mg/kg、スーダングラス(米国産)で660 mg/kg、クレイングラス(米国産)で46 mg/kgであった。

2) メラミン

 配合飼料15点、魚粉18点実施し、最大値は魚粉(国産)で0.16 mg/kgで、基準値 2.5 mg/kg を超えるものはなかった。

 各項目における点数は、分析を実施したサンプル数ではなく、分析を実施したのべ成分点数である。
 なお、成分ごとの検査件数、検出件数、最大値、平均値につきましては、こちらをご覧ください。
  http://www.famic.go.jp/ffis/feed/info/sub2.html

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