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H29年4月~H29年8月の有害物質のモニタリング検査結果について

1 かび毒

 有害物質の指導基準又は管理基準が設定されているアフラトキシンB1、デオキシニバレノール、ゼアラレノンを始めとする27成分について、配混合飼料及び17種類の飼料原料のモニタリングを実施した。
 そのうち主なかび毒のモニタリング結果は、以下のとおりであった。

1) アフラトキシンB1

 配合飼料は60点実施し、最大値は成鶏飼育用配合飼料0.003 mg/kgであり、指導基準値(配合飼料(乳用牛用)0.01 mg/kg)及び管理基準値(配合飼料(牛用(ほ乳期子牛用及び乳用牛用を除く)、豚用(ほ乳期子豚用を除く)、鶏用(幼すう用及びブロイラー前期用を除く)、うずら用)0.02 mg/kg、配合飼料(ほ乳期子牛用、ほ乳期子豚用、幼すう用、ブロイラー前期用)0.01 mg/kg)を超えるものはなかった。
 原料は77点実施し、とうもろこし、ふすま、大豆油かすから検出されており、それらの最大値は、とうもろこし(0.001 mg/kg、米国産)、ふすま(0.0004 mg/kg、国産)、大豆油かす(0.002 mg/kg、インド産)であった。

2) デオキシニバレノール

 配合飼料は60点実施し、最大値は種牛飼育用配合飼料で2.0 mg/kgであり、管理基準値(生後3ヶ月以上の牛用4 mg/kg、その他の家畜等用1 mg/kg)を超えるものはなかった。
 原料は86点実施し、主にとうもろこし、麦類及びそれらの副産原料、圧ぺん大豆、大豆油かす、なたね油かすから検出されており、主な原料の最大値は、とうもろこし(1.8 mg/kg、米国産)、小麦(0.084 mg/kg、国産)、小麦粉(0.26 mg/kg、国産)、圧ぺん大豆(0.009 mg/kg、国産)、末粉(0.14 mg/kg、国産)、コーングルテンフィード(4.1 mg/kg、国産)、とうもろこしジスチラーズグレインソリュブル(4.8 mg/kg、米国産)、コーングルテンミール(0.27 mg/kg、国産)、ふすま(1.0 mg/kg、国産)、小麦グルテン酵素分解物(0.19 mg/kg、イタリア産)、大豆油かす(0.042 mg/kg、国産)、なたね油かす(0.037 mg/kg、国産)であった。

3) ゼアラレノン

 配合飼料は60点実施し、最大値は乳用牛飼育用配合飼料で0.32 mg/kgであり、管理基準値1 mg/kgを超えるものはなかった。
 原料は88点実施し、主にとうもろこし、麦類及びそれらの副産原料、マイロ、米ぬか、米ぬか油かす、大豆油かすから検出されており、主な原料の最大値は、とうもろこし(0.33 mg/kg、米国産)、マイロ(0.022 mg/kg、米国産)、小麦(0.003 mg/kg、国産)、末粉(0.002 mg/kg、国産)、小麦粉(0.004 mg/kg、国産)、ふすま(0.036 mg/kg、国産)、コーングルテンフィード(0.31 mg/kg、国産)、コーングルテンミール(1.0 mg/kg、国産)、とうもろこしジスチラーズグレインソリュブル(0.49 mg/kg、米国産)、米ぬか(0.009 mg/kg、国産)、米ぬか油かす(0.016 mg/kg、国産)、大豆油かす(0.01 mg/kg、国産及び米国産)であった。

2 重金属

 有害物質の管理基準が設定されているカドミウム、鉛、ひ素及び水銀について配混合飼料、魚粉及び乾牧草等のモニタリングを実施した。

1) カドミウム

 配合飼料は23点実施し、最大値は成鶏飼育用配合飼料の0.26 mg/kgであり、管理基準値1 mg/kgを超えるものはなかった。
 原料は魚粉及び乾牧草等15点実施し、最大値は魚粉の1.3 mg/kg(国産)であり、管理基準値3 mg/kgを超えるものはなかった。

2) 鉛

 配合飼料は23点実施し、最大値は成鶏飼育用配合飼料の0.4 mg/kgであり、管理基準値3 mg/kgを超えるものはなかった。
 原料は魚粉及び乾牧草等15点実施し、最大値は稲わらの1.0 mg/kg(中国産)であり、管理基準値3 mg/kgを超えるものはなかった。

3) ひ素

 配合飼料は23点実施し、最大値は成鶏飼育用配合飼料の0.81 mg/kgであり、管理基準値2 mg/kgを超えるものはなかった。
 原料は魚粉及び乾牧草等14点実施し、最大値は魚粉の6.2 mg/kg(国産)であり、管理基準値15 mg/kgを超えるものはなかった。

4) 水銀

 配合飼料は23点実施し、最大値は成鶏飼育用配合飼料の0.06 mg/kgであり、管理基準値0.4 mg/kgを超えるものはなかった。
 原料は魚粉及び乾牧草等16点実施し、最大値は魚粉の0.54 mg/kg(国産)であり、管理基準値1 mg/kgを超えるものはなかった。

3 農薬

 省令で基準が設定されている成分を含む126成分についてモニタリングを実施した。そのうち主に検出された農薬のモニタリング結果は、以下のとおりであった。
 基準値を超えたものはなかった。また、基準が設定されていない成分については家畜に影響を及ぼしたり、畜産物に残留する可能性がある濃度を超えるものはなかった。
 配合飼料は124成分について実施し、検出された農薬は2成分2点であった。成分別の検出数(最大値)は、デルタメトリン及びトラロメトリン1点(92 μg/kg)、ピリミホスメチル1点(53 μg/kg)であった。
 原料は126成分について実施し、検出された農薬は9成分12点であった。成分別の検出数(種類、産地、最大値)は、アトラジン1点(フェスク、米国産、24 μg/kg)、イマザピック1点(大豆油かす、国産、2 μg/kg)、クロルピリホス1点(コーングルテンミール、インド産、67 μg/kg)、クロルピリホスメチル3点(小麦粉、国産、33 μg/kg)、シハロトリン1点(チモシー、米国産、33 μg/kg)、プロピコナゾール1点(フェスク、米国産、300 μg/kg)、ペルメトリン1点(ふすま、国産、63 μg/kg)、ペンディメタリン1点(クレイングラス、米国産、57 μg/kg)、マラチオン2点(とうもろこし、米国産、40 μg/kg)であった。

4 その他

1) 硝酸態窒素

 乾牧草についてアルファルファ1点及びスーダングラス2点実施し、最大値は350 mg/kg(アルファルファ、米国産)であった。

2) ヒスタミン

 魚粉8点実施し、最大値は290 mg/kgであった。

3) メラミン

 配合飼料5点、魚粉7点実施し、最大値は魚用配合飼料(対象魚を限定しないもの)で0.08 mg/kgで、管理基準値2.5 mg/kgを超えるものはなかった。

 各項目における点数は、分析を実施したサンプル数ではなく、分析を実施したのべ成分点数である。
 なお、成分ごとの検査件数、検出件数、最大値、平均値につきましては、こちらをご覧ください。
  http://www.famic.go.jp/ffis/feed/info/sub2.html

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