このページの本文へ移動

H30年4月~H31年3月の有害物質のモニタリング検査結果について

1 かび毒

 有害物質の指導基準又は管理基準が設定されているアフラトキシンB1、デオキシニバレノール、ゼアラレノンを始めとする25成分について、配混合飼料及び22種類の飼料原料のモニタリングを実施した。
 そのうち主なかび毒のモニタリング結果は、以下のとおりであった。

1) アフラトキシンB1

 配合飼料は124点実施し、最大値は成鶏飼育用用配合飼料0.009 mg/kgであり、指導基準値(配合飼料(乳用牛用)0.01 mg/kg)及び管理基準値(配合飼料(牛用(ほ乳期子牛用及び乳用牛用を除く)、豚用(ほ乳期子豚用を除く)、鶏用(幼すう用及びブロイラー前期用を除く)、うずら用)0.02 mg/kg、配合飼料(ほ乳期子牛用、ほ乳期子豚用、幼すう用、ブロイラー前期用)0.01 mg/kg)を超えるものはなかった。
 原料は168点実施し、とうもろこし、とうもろこしジスチラーズグレインソリュブル、大豆油かすから検出されており、それらの最大値は、とうもろこし(0.008 mg/kg、米国産)、とうもろこしジスチラーズグレインソリュブル(0.0008 mg/kg、米国産)、大豆油かす(0.0007 mg/kg、国産)であった。

2) デオキシニバレノール

 配合飼料は124点実施し、最大値は乳肉用牛飼育用配合飼料で0.7 mg/kgであり、管理基準値(生後3ヶ月以上の牛用4 mg/kg、その他の家畜等用1 mg/kg)を超えるものはなかった。
 原料は222点実施し、主にとうもろこし、マイロ、麦類及びそれらの副産原料、大豆油かす 、しょう油かす、なたね油かす、カカオ豆殻、やし中果皮から検出されており、主な原料の最大値は、とうもろこし(0.97 mg/kg、米国産)、マイロ(0.025 mg/kg、米国産)、コーングルテンフィード(2.8 mg/kg、国産)、とうもろこしジスチラーズグレイン(2.0 mg/kg、米国産)、とうもろこしジスチラーズグレインソリュブル(2.1 mg/kg、米国産)、コーングルテンミール(0.95 mg/kg、中国産)、コーンジャムミール(0.19 mg/kg、国産)、小麦粉(0.11 mg/kg、国産)、ふすま(0.8 mg/kg、国産)、大豆油かす(0.18 mg/kg、国産)、末粉(0.34 mg/kg、国産)、しょう油かす(0.032 mg/kg、国産)、ホミニーフィード(0.68 mg/kg、国産)、なたね油かす(0.057 mg/kg、国産)、カカオ豆殻(0.054 mg/kg、国産)、やし中果皮(0.23 mg/kg、フィリピン)であった。

3) ゼアラレノン

 配合飼料は124点実施し、最大値は肉用牛肥育用配合飼料で0.13 mg/kgであり、管理基準値1 mg/kgを超えるものはなかった。
 原料は200点実施し、主にとうもろこし、麦類及びそれらの副産原料、マイロ、玄米、米ぬか油かす、大豆油かすから検出されており、主な原料の最大値は、とうもろこし(0.33 mg/kg、米国産)、マイロ(0.25 mg/kg、米国産)、玄米(0.004 mg/kg、国産)、小麦粉(0.0007 mg/kg、国産)、ふすま(0.073 mg/kg、国産)、コーングルテンフィード(0.39 mg/kg、国産)、コーングルテンミール(0.35 mg/kg、国産)、とうもろこしジスチラーズグレイン(0.16 mg/kg、米国産)とうもろこしジスチラーズグレインソリュブル(0.21 mg/kg、米国産)、末粉(0.001 mg/kg、国産)、米ぬか油かす(0.022 mg/kg、国産)、大豆油かす(0.022 mg/kg、ブラジル産及び国産)であった。

2 重金属

 有害物質の管理基準が設定されているカドミウム、鉛、ひ素及び水銀について配混合飼料及び魚粉等のモニタリングを実施した。

1) カドミウム

 配合飼料は58点実施し、最大値は成鶏飼育用配合飼料の0.31 mg/kgであり、管理基準値1 mg/kgを超えるものはなかった。
 原料は魚粉等23点実施し、最大値は魚粉の2.1 mg/kg(国産)であり、管理基準値3 mg/kgを超えるものはなかった。

2) 鉛

 配合飼料は50点実施し、最大値は成鶏飼育用配合飼料の0.8 mg/kgであり、管理基準値3 mg/kgを超えるものはなかった。
 原料は魚粉等22点実施し、最大値は魚粉の1.1 mg/kg(国産)であり、管理基準値3 mg/kgを超えるものはなかった。

3) ひ素

 配合飼料は51点実施し、最大値は乳用牛飼育用配合飼料の0.61 mg/kgであり、管理基準値2 mg/kgを超えるものはなかった。
 原料は魚粉等22点実施し、最大値は魚粉の7.7 mg/kg(国産)であり、管理基準値15 mg/kgを超えるものはなかった。

4) 水銀

 配合飼料は50点実施し、最大値は成鶏飼育用及びほ乳期子豚育成用配合飼料の0.04 mg/kgであり、管理基準値0.4 mg/kgを超えるものはなかった。
 原料は魚粉等23点実施し、最大値は魚粉の0.65 mg/kg(国産)であり、管理基準値1 mg/kgを超えるものはなかった。

3 農薬

 省令で基準が設定されている成分を含む124成分についてモニタリングを実施した。そのうち主に検出された農薬のモニタリング結果は、以下のとおりであった。
 基準値を超えたものはなかった。また、基準が設定されていない成分については家畜に影響を及ぼしたり、畜産物に残留する可能性がある濃度を超えるものはなかった。
 配合飼料は122成分について実施し、検出された農薬は3成分9点であった。成分別の検出数(最大値)は、デルタメトリン及びトラロメトリン2点(100 μg/kg)、ピリミホスメチル6点(110 μg/kg)、マラチオン1点(35 μg/kg)であった。
 原料は124成分について実施し、検出された農薬は16成分52点であった。成分別の検出数(種類、産地、最大値)は、エトフェンプロックス1点(チモシー、米国産、140 μg/kg)、クロルタールジメチル1点(スーダングラス、米国産、23 μg/kg)、クロルピリホス4点(アルファルファ、米国産、950 μg/kg)、クロルピリホスメチル6点(ふすま、国産、88 μg/kg)、シハロトリン3点(コーングルテンミール、国産、130 μg/kg)、デルタメトリン及びトラロメトリン2点(ふすま、国産、55 μg/kg)、ビフェントリン5点(コーングルテンミール、中国産、200 μg/kg)、ピリミホスメチル7点(コーングルテンミール、国産、660 μg/kg)、フェニトロチオン4点(コーングルテンミール、国産、210 μg/kg)、フェンバレレート1点(チモシー、米国産、420 μg/kg)、フルシトリネート3点(とうもろこしジスチラーズグレインソリュブル、米国産、300 μg/kg)、フルトリアホール1点(ウィートヘイ、オーストラリア産、53 μg/kg) 、プロピコナゾール3点(ふすま、国産、66 μg/kg)、ペルメトリン2点(コーングルテンミール、国産、210 μg/kg)、ペンディメタリン1点(スーダングラス、米国産、56 μg/kg)、マラチオン8点(コーングルテンフィード、国産、220 μg/kg)であった。

4 その他

1) 硝酸態窒素

  乾牧草についてアルファルファ1点及びスーダングラス5点実施し、最大値は740 mg/kgであった。

2) ヒスタミン

  魚粉13点実施し、最大値は800 mg/kgであった。

3) メラミン

  配合飼料15点、魚粉14点実施し、最大値は魚粉で0.07 mg/kgであり、管理基準値2.5 mg/kgを超えるものはなかった。

 各項目における点数は、分析を実施したサンプル数ではなく、分析を実施したのべ成分点数である。
 なお、成分ごとの検査件数、検出件数、最大値、平均値につきましては、こちらをご覧ください。
  http://www.famic.go.jp/ffis/feed/info/sub2.html

▲このページのTOPに戻る