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H31年4月~R2年2月の有害物質のモニタリング検査結果について

1 かび毒

 有害物質の指導基準又は管理基準が設定されているアフラトキシンB1、デオキシニバレノール、ゼアラレノン、フモニシンを始めとする27成分について、配混合飼料及び26種類の飼料原料のモニタリングを実施した。
 そのうち主なかび毒のモニタリング結果は、以下のとおりであった。

1) アフラトキシンB1

 配合飼料は91点実施し、最大値は子豚育成用配合飼料0.0009 mg/kgであり、指導基準値(搾乳の用に供する牛、めん羊及び山羊に給与される配合飼料0.01 mg/kg)及び管理基準値(反すう動物(ほ乳期のものを除く。牛、めん羊及び山羊にあっては、搾乳の用に供するものを除く。)、豚(ほ乳期のものを除く。)、鶏(幼すう及びブロイラー前期のものを除く。)及びうずらに給与される配合飼料0.02 mg/kg、反すう動物(ほ乳期のものに限る。)、豚(ほ乳期のものに限る。)及び鶏(幼すう及びブロイラー前期のものに限る。)に給与される配合飼料0.01 mg/kg)を超えるものはなかった。
 原料は169点実施し、とうもろこし、マイロ、とうもろこしジスチラーズグレインソリュブル及び大豆油かすから検出されており、それらの最大値は、とうもろこし(0.005 mg/kg、米国産)、マイロ(0.004 mg/kg、米国産)、とうもろこしジスチラーズグレインソリュブル(0.002 mg/kg、米国産)、大豆油かす(0.001 mg/kg、国産)であった。

2) デオキシニバレノール

 配合飼料は93点実施し、管理基準値(反すう動物(ほ乳期のものを除く。)に給与される配合飼料3 mg/kg、家畜(反すう動物(ほ乳期のものを除く。)を除く。)及び家きんに給与される飼料1 mg/kg)を超えて検出されたのは1事例であり、それは子豚育成用配合飼料で1.6 mg/kgであった。
 原料は244点実施し、主にとうもろこし、マイロ、麦類及びそれらの副産原料、なたね油かす、大豆油かす 、綿実、米ぬか、しょう油かすから検出されており、主な原料の最大値は、とうもろこし(0.69 mg/kg、米国産)、マイロ(0.056 mg/kg、アルゼンチン産)、小麦(0.25 mg/kg、国産)、綿実(0.041 mg/kg、米国産)、末粉(0.21 mg/kg、国産)、圧ぺん大麦(0.61 mg/kg、国産)、米ぬか(0.093 mg/kg、国産)、コーングルテンフィード(3.3 mg/kg、国産)、とうもろこしジスチラーズグレインソリュブル(6.6 mg/kg、米国産)、コーングルテンミール(1.9 mg/kg、国産)、ふすま(0.67 mg/kg、国産)、しょう油かす(0.046 mg/kg、国産)、麦ぬか(0.43 mg/kg、国産)、ホミニーフィード(0.64 mg/kg、国産)、小麦粉(0.33 mg/kg、国産)、なたね油かす(0.053 mg/kg、国産)、大豆油かす(0.20 mg/kg、米国産)であった。

3) ゼアラレノン

 配合飼料は91点実施し、最大値は子豚育成用配合飼料で0.32 mg/kgであり、管理基準値(家畜及び家きんに給与される配合飼料0.5 mg/kg)を超えるものはなかった。
 原料は213点実施し、主にとうもろこし、マイロ、麦類及びそれらの副産原料、米ぬか油かす、大豆油かすから検出されており、主な原料の最大値は、とうもろこし(0.15 mg/kg、米国産)、マイロ(0.14 mg/kg、アルゼンチン産)、圧ぺん大麦(0.011 mg/kg、国産)、ふすま(0.043 mg/kg、国産)、小麦粉(0.004 mg/kg、国産)、コーングルテンフィード(0.37 mg/kg、国産)、コーングルテンミール(1.1 mg/kg、国産及び中国産)、とうもろこしジスチラーズグレインソリュブル(1.1 mg/kg、米国産)、米ぬか油かす(0.019 mg/kg、国産)、大豆油かす(0.056 mg/kg、国産)であった。

4) フモニシン(B1+B2+B3

 配合飼料は2点実施し、最大値は乳用牛飼育用配合飼料で1.3 mg/kgであり、管理基準値(家畜及び家きんに給与される配合飼料4 mg/kg)を超えるものはなかった。
 原料は1点実施し、とうもろこしで検出されており、最大値は、とうもろこし(0.47 mg/kg、ブラジル産)

2 重金属

 有害物質の管理基準が設定されているカドミウム、鉛、ひ素及び水銀について配混合飼料及び魚粉等のモニタリングを実施した。

1) カドミウム

 配合飼料は48点実施し、最大値は成鶏飼育用配合飼料の0.17 mg/kgであり、管理基準値1 mg/kgを超えるものはなかった。
 原料は魚粉等21点実施し、最大値は魚粉の1.2 mg/kg(国産)であり、管理基準値3 mg/kgを超えるものはなかった。

2) 鉛

 配合飼料は48点実施し、最大値は肉豚肥育用配合飼料の2.1 mg/kgであり、管理基準値3 mg/kgを超えるものはなかった。
 原料は魚粉等20点実施し、最大値は魚粉の0.7 mg/kg(国産)であり、管理基準値3 mg/kgを超えるものはなかった。

3) ひ素

 配合飼料は48点実施し、最大値は幼すう育成用配合飼料の0.7 mg/kgであり、管理基準値2 mg/kgを超えるものはなかった。
 原料は魚粉等20点実施し、最大値は魚粉の12 mg/kg(国産)であり、管理基準値15 mg/kgを超えるものはなかった。

4) 水銀

 配合飼料は48点実施し、最大値は成鶏飼育用配合飼料の0.03 mg/kgであり、管理基準値0.4 mg/kgを超えるものはなかった。
 原料は魚粉等21点実施し、最大値は魚粉の0.66 mg/kg(国産)であり、管理基準値1 mg/kgを超えるものはなかった。

3 農薬

 省令で基準が設定されている成分を含む122成分についてモニタリングを実施した。そのうち主に検出された農薬のモニタリング結果は、以下のとおりであった。
 ブラジル産とうもろこしからクロルピリホスが基準値を超えて検出された。基準が設定されていない成分については家畜に影響を及ぼしたり、畜産物に残留する可能性がある濃度を超えるものはなかった。
 配合飼料は122成分について実施し、検出された農薬は5成分24点 であった。成分別の検出数(最大値)は、クロルピリホス1点(170 μg/kg)、シハロトリン1点(88 μg/kg)、デルタメトリン及びトラロメトリン1点(200 μg/kg)、ピリミホスメチル18点(180 μg/kg) 、マラチオン3点(130 μg/kg)であった。
 原料は122成分について実施し、検出された農薬は14成分48点であった。成分別の検出数(種類、産地、最大値)は、アトラジン1点(スーダングラス、米国産、24 μg/kg)、イソプロチオラン2点(米ぬか、国産、26 μg/kg)、エトフェンプロックス1点(スーダングラス、米国産、91 μg/kg)、クロルピリホス3点(りんごジュースかす、中国産、270 μg/kg;とうもろこし、ブラジル産、167 μg/kg(省令基準違反))、クロルピリホスメチル5点(ふすま、国産、50 μg/kg)、デルタメトリン及びトラロメトリン3点(マイロ、アルゼンチン産、320 μg/kg)、ビフェントリン2点(とうもろこし、ブラジル産、43 μg/kg)、ピリミホスメチル15点(とうもろこし、ブラジル産、560 μg/kg)、フェニトロチオン2点(とうもろこし、ブラジル産、190 μg/kg)、プロシミドン1点(ウィートヘイ、オーストラリア産、72 μg/kg)、プロピコナゾール2点(ライグラス、米国産、4000 μg/kg)、ペルメトリン2点(コーングルテンフィード、国産、270 μg/kg)、ペンディメタリン1点(チモシー、米国産、120 μg/kg)、マラチオン8点(とうもろこし、米国産、280 μg/kg)であった。

 各項目における点数は、分析を実施したサンプル数ではなく、分析を実施したのべ成分点数である。
 なお、成分ごとの検査件数、検出件数、最大値、平均値につきましては、こちらをご覧ください。
  http://www.famic.go.jp/ffis/feed/info/sub2.html

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