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H31年4月~R元年8月の有害物質のモニタリング検査結果について

1 かび毒

 有害物質の指導基準又は管理基準が設定されているアフラトキシンB1、デオキシニバレノール、ゼアラレノンを始めとする27成分について、配混合飼料及び16種類の飼料原料のモニタリングを実施した。
 そのうち主なかび毒のモニタリング結果は、以下のとおりであった。

1) アフラトキシンB1

 配合飼料は43点実施し、最大値は子豚育成用配合飼料0.0009 mg/kgであり、指導基準値(配合飼料(乳用牛用)0.01 mg/kg)及び管理基準値(配合飼料(牛用(ほ乳期子牛用及び乳用牛用を除く)、豚用(ほ乳期子豚用を除く)、鶏用(幼すう用及びブロイラー前期用を除く)、うずら用)0.02 mg/kg、配合飼料(ほ乳期子牛用、ほ乳期子豚用、幼すう用、ブロイラー前期用)0.01 mg/kg)を超えるものはなかった。
 原料は75点実施し、とうもろこし、大豆油かすから検出されており、それらの最大値は、とうもろこし(0.005 mg/kg、米国産)、大豆油かす(0.001 mg/kg、国産)であった。

2) デオキシニバレノール

 配合飼料は44点実施し、管理基準値(生後3ヶ月以上の牛用4 mg/kg、その他の家畜等用1 mg/kg)を超えて検出されたのは1事例であり、それは子豚育成用配合飼料で1.6 mg/kgであった。
 原料は94点実施し、主にとうもろこし、麦類及びそれらの副産原料、大豆油かす、綿実、米ぬかから検出されており、主な原料の最大値は、とうもろこし(0.69 mg/kg、米国産)、小麦(0.25 mg/kg、国産)、綿実(0.041 mg/kg、米国産)、末粉(0.16 mg/kg、国産)、圧ぺん大麦(0.25 mg/kg、国産)、米ぬか(0.093 mg/kg、国産)、コーングルテンフィード(2.1 mg/kg、国産及び中国産)、とうもろこしジスチラーズグレインソリュブル(2.4 mg/kg、米国産)、コーングルテンミール(0.22 mg/kg、中国産)、ふすま(0.30 mg/kg、国産)、ホミニーフィード(0.64 mg/kg、国産)、小麦粉(0.33 mg/kg、国産)、大豆油かす(0.20 mg/kg、米国産)であった。

3) ゼアラレノン

 配合飼料は43点実施し、最大値は子豚育成用配合飼料で0.32 mg/kgであり、管理基準値1 mg/kgを超えるものはなかった。
 原料は85点実施し、主にとうもろこし、麦類及びそれらの副産原料、米ぬか油かす、大豆油かすから検出されており、主な原料の最大値は、とうもろこし(0.15 mg/kg、米国産)、圧ぺん大麦(0.0007 mg/kg、国産)、ふすま(0.014 mg/kg、国産)、小麦粉(0.004 mg/kg、国産)、コーングルテンフィード(0.32 mg/kg、国産)、コーングルテンミール(1.1 mg/kg、中国産)、とうもろこしジスチラーズグレインソリュブル(0.51 mg/kg、米国産)、米ぬか油かす(0.019 mg/kg、国産)、大豆油かす(0.056 mg/kg、国産)であった。

2 重金属

 有害物質の管理基準が設定されているカドミウム、鉛、ひ素及び水銀について配混合飼料及び魚粉等のモニタリングを実施した。

1) カドミウム

 配合飼料は24点実施し、最大値は乳用牛飼育用配合飼料の0.15 mg/kgであり、管理基準値1 mg/kgを超えるものはなかった。
 原料は魚粉等14点実施し、最大値は魚粉の1 mg/kg(国産)であり、管理基準値3 mg/kgを超えるものはなかった。

2) 鉛

 配合飼料は24点実施し、最大値は種牛飼育用配合飼料の0.6 mg/kgであり、管理基準値3 mg/kgを超えるものはなかった。
 原料は魚粉等13点実施し、最大値は魚粉の0.6 mg/kg(国産)であり、管理基準値3 mg/kgを超えるものはなかった。

3) ひ素

 配合飼料は24点実施し、最大値は幼すう育成用配合飼料の0.7 mg/kgであり、管理基準値2 mg/kgを超えるものはなかった。
 原料は魚粉等11点実施し、最大値は魚粉の12 mg/kg(国産)であり、管理基準値15 mg/kgを超えるものはなかった。

4) 水銀

 配合飼料は24点実施し、最大値は幼すう育成用、種豚飼育用及び肉用牛肥育用配合飼料の0.02 mg/kgであり、管理基準値0.4 mg/kgを超えるものはなかった。
 原料は魚粉等14点実施し、最大値は魚粉の0.37 mg/kg(国産)であり、管理基準値1 mg/kgを超えるものはなかった。

3 農薬

 省令で基準が設定されている成分を含む122成分についてモニタリングを実施した。そのうち主に検出された農薬のモニタリング結果は、以下のとおりであった。
 基準値を超えたものはなかった。また、基準が設定されていない成分については家畜に影響を及ぼしたり、畜産物に残留する可能性がある濃度を超えるものはなかった。
 配合飼料は122成分について実施し、検出された農薬はピリミホスメチルであった。その検出数及び最大値は、2点、72 μg/kgであった。
 原料は122成分について実施し、検出された農薬は11成分20点であった。成分別の検出数(種類、産地、最大値)は、アトラジン1点(スーダングラス、米国産、24 μg/kg)、イソプロチオラン1点(米ぬか、国産、25 μg/kg)、エトフェンプロックス1点(スーダングラス、米国産、91 μg/kg)、クロルピリホス1点(りんごジュースかす、中国産、270 μg/kg)、クロルピリホスメチル4点(ふすま、国産、50 μg/kg)、ビフェントリン1点(とうもろこし、ブラジル産、43 μg/kg)、ピリミホスメチル1点(とうもろこし、ブラジル産、140 μg/kg)、フェニトロチオン1点(とうもろこし、ブラジル産、190 μg/kg)、プロシミドン1点(ウィートヘイ、オーストラリア産、72 μg/kg)、プロピコナゾール2点(ライグラス、米国産、4000 μg/kg)、マラチオン6点(とうもろこし、米国産、280 μg/kg)であった。

 各項目における点数は、分析を実施したサンプル数ではなく、分析を実施したのべ成分点数である。
 なお、成分ごとの検査件数、検出件数、最大値、平均値につきましては、こちらをご覧ください。
  http://www.famic.go.jp/ffis/feed/info/sub2.html

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