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調査研究報告 第44号(令和3年2月)

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  • 4401 元素分析による乾燥ひじきの原料原産地判別法の開発(PDF:605KB)

    乾燥ひじきについて元素分析による原料原産地判別法の検討を行った。国産ヒジキが原料の乾燥ひじき(以下「国産試料」と記載。「外国産試料」、「中国産試料」及び「韓国産試料」も同様。)89点及び外国産試料80点(中国産試料39点、韓国産試料41点)を収集し、これらの粉砕試料について14元素の濃度を測定し、国産試料と外国産試料の判別モデル(モデル1)を構築した。各産地の試料を正しく判定した割合(以下「的中率」という。)は、国産試料は98.9 %、外国産試料は77.5 %であった。外国産試料のうち中国産試料の的中率が100 %である一方で、韓国産試料の的中率が56.1 %であったことから、国産試料と韓国産試料の判別モデル(モデル2)を構築した。その結果、的中率は国産試料が100 %、韓国産試料が78.0 %となった。モデル1及びモデル2を組み合わせることにより的中率は、国産試料が100 %、外国産試料が88.8 %となり、判別精度が向上する結果が得られた。

  • 4402 元素分析による精米の原産地判別法の開発(PDF:1.0MB)

    精米について元素分析による原産地判別法の検討を行った。国産の精米198試料及び外国産の精米87試料を収集し17元素の濃度を測定し、それを元に国産と外国産の判別モデルを検討、構築した結果、国産-外国産判別に十分な判別性能のある判別モデルが得られた。

  • 4403 元素及び重元素安定同位体比分析によるニンジンの産地判別法の開発(PDF:1.0MB)

    生鮮ニンジンについて、元素分析及び重元素安定同位体比分析による原産地判別法の検討を行った。国産の生鮮ニンジン44試料及び外国産の生鮮ニンジン37試料(中国産34試料、ベトナム産3試料)を収集し、20元素濃度並びにストロンチウム(Sr)及び鉛(Pb)の安定同位体比を測定した。国産と外国産の判別モデルを元素濃度又は重元素安定同位体比を用いて構築した。判別モデル構築に用いた試料の判別的中率は、元素濃度による判別モデルでは国産97.7 %、外国産94.6 %であり、重元素安定同位体比による判別モデルでは国産95.5 %、外国産97.3 %であった。重元素安定同位体比を用いた判別モデルについては、生鮮ニンジンに加え冷凍ニンジンにも適用できる可能性が認められた。

  • 4404 DNA分析によるスルメイカ判別法の開発及びその加工品における原料種判別の適用検討(PDF:903KB)

    農林水産消費安全技術センター(FAMIC)では、イカ類の名称(種名)表示の真正性の確認のため、ミトコンドリアDNAのCOI領域内の約560 bpの配列を解析するDNAシークエンス法により種を判別している。イカ加工品の主要な原材料であるスルメイカは、近年、漁獲量が減少しており、アメリカオオアカイカ等の他のイカ類への置換えが進んでいる。DNAシークエンス法は、得られたDNA塩基配列とDNAデータバンクに登録されているDNA塩基配列情報との相同性を検索することにより、広範な種の判定が可能であるが、分析操作が煩雑であることから、多検体の検査を短時間で行うには不向きである。このため、原料種に「スルメイカ」を使用した旨が表示された加工食品の表示が正しく行われているか否かを判別するスクリーニング法として、スルメイカ及びその他7種を対象としたPCR-RFLP法を開発し、イカ加工品への適用を確認した。

  • 4405 DNA分析による複数の品種が混合されたダイズ加工品における混入割合推定法の開発(PDF:548KB)

    原料ダイズに「フクユタカ」のみを使用している旨が表示された豆腐について、品種表示の真正性確認のために、リアルタイムPCRを用いた検査法を検討した。デジタルPCRによる先行研究を参考に、リアルタイムPCR用に設計した検出系及びプライマーを用いたΔΔCt法により、フクユタカ型以外の品種の混入割合を推定する検査法を開発した。

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